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③戸籍の判読

①取得した戸籍について
・改製原戸籍:戸籍の様式変更によってあたらしいものに交換した場合の古い戸籍
・除籍謄本:戸籍に載っている人が全て抜けてしまい(除籍)、誰もいなくなった戸籍であり、この「除籍」は本籍地の変更(転籍)、死亡の場合、結婚などで新戸籍へ移った場合に行われます。
・戸籍謄本:現在有効な横書きの戸籍で「全部事項証明書」です。
◎新しい戸籍へは、古い事柄は引き継がれません。兄弟が婚姻で除籍になった後に新しい戸籍に切り替わった場合、除籍の兄弟は戸籍には載りません。


②戸籍の種類
取得した戸籍は時代により色々な様式になっています。
現在は、下の5種類となります。
・明治19年式 戸主を中心とした一族全員が記載、入手できる最も古い戸籍、記載欄が4行
・明治31年式 戸主を中心とした一族全員が記載、戸主となった原因と年月日が記載
・大正4年式  戸主を中心とした一族全員が記載、終戦まで続いた家単位の様式
・昭和23年式 夫婦と子供、夫婦と未婚の子供を単位とした新憲法で編製
以上が縦書で手書きとなります。
・平成6年式  夫婦と子供、コンピュータ化された現行戸籍、横書きタイプ文字
 

③戸籍の読み方
・一番の問題は「字」が読めないこと
その理由
手書きのためクセ字や達筆、文字の潰れ
読めない旧字体が使用されている
「大字」漢数字 壱、弐、参、拾など
「変体仮名」一字一句に統一前の平仮名で、沢山の種類があり、女性の名前に使用
「崩し字・異体字」
 
・読み方は、「大字」「変体仮名」「崩し字・異体字」とも解説書やインターネットなどで調べていくしか方法がありません。
「大字」は数字ですので、年月日の場合は月は12、日は31までですので推定が比較的簡単ですが、本籍地の番地は困難です。
「変体仮名」「崩し字・異体字」は役所の窓口に聞くと親切に教えて貰える場合があります。